Tips | ターミナルソフト

GUI と CUI/CLI

わたしたちが普段行っている,マウスなどを使って直感的にコンピュータを操作することを Graphical User Interface,略して GUI と呼びます(Ref. グラフィカルユーザインタフェース - Wikipedia).

一方で,文字を使ってコンピュータを操作することを Character User Interface (CUI) もしくは Command Line Interface (CLI) と呼びます(Ref. キャラクタユーザインタフェース - Wikipedia).

GUI と CLI には一長一短がありますが, スクリプト言語においては CLI との相性がよい ため, CLI を使うことが多いです.

CLI と ターミナルソフト

CLI は,名前の通り 「コマンド(命令)のライン(連なり)を使って操作する」 ものです. この コマンドをコンピュータに伝達するためのツールターミナル といいます.

ターミナルは,端末,(コマンド)プロンプト,シェル などと呼ばれることもあります. 厳密には違うものですが,話す上では意識せず同じものを指していることが多いです.

Windows と ターミナルソフト

Windows には,「コマンドプロンプト」というターミナルソフトがついています. しかし, コマンドプロンプトには,プログラミングをする上でつまづきやすいポイントがいくつかあります

そのひとつが, 文字コード です. 現在,主流となっている文字コードは UTF-8 です. しかし,Windows 内部で使われている文字コードは Shift-JIS (CP932) です. もちろん コマンドプロンプトも Shift-JIS で動いています

どの文字コードも ASCII という英字文字コードのみは一致しているので, 普通にプログラミングする分には大きく困ることはありません. しかし,日本語のような英文字以外を使うときに問題となります. 文字コードが違うと,文字を正常に表示できない,いわゆる 文字化け が起こります.

他にも問題はあるのですが,それらを回避するために Windows 開発環境では,他のターミナルソフトを入れる人が多い です.